ワンちゃん・ネコちゃんにこんな症状ありませんか?

1.吐いてしまう

 

 

  • 原因は軽症から重症までいくつかあります。
  • 吐くときの動作やタイミング、何を吐いてしまったのかなどお聞きしますので、よく観察して下さい。
  • 水を飲んでも吐く場合、症状が重い場合があります。

2.下痢・排便がおかしい

 

  • 原因は、寄生虫、食べ物が合わなかった、ストレス(ホテル、工事の音など)などが多いですが、詳しく調べなければ診断できないものまで幅広いのです。
  • 基本の検査は検便になります。診察時に便を採ることもできますが嫌がって採れないこともあります。
    少し砂や草が付いていてもかまいませんので、その「おかしな便」を持って来院して下さい。

3.尿がおかしい

  • 血が混じっている、変な匂いがする、色がいつもと違う、何度も排尿姿勢をとる、尿の量が多い(水もよく飲む)などの症状は泌尿器の異常が考えられます。
    尿を持って来て頂けるとスムーズに検査ができます。
  • やっかいな病気の症状のひとつとして尿に異常が見られることもあり、ちょっとした変化から病気が見つかったこともあります。

4.皮膚の異常

  • 皮膚が赤い
  • 気にしてなめる
  • ガサガサしている
  • ぶつぶつがあるく
  • よく掻く
  • ベトベトしている
  • 黒ずみがある
  • フケが多い
  • 毛が抜ける

普段の状態のままで来院してください。
「ずっと洗ってなかったから」や「汚れていたから」などの理由でシャンプーをしてから来院される方もいらっしゃいますが、皮膚の診察にはそのままで診せていただいた方がより正確な情報が得られます。ですから気になるかもしれませんが、洗わずに・・・お願いします。

5.歩き方がおかしい

  • 「びっこ」という症状ですが、歩き方の異常は痛みからの「びっこ」ばかりではありません。
    いつから、どんなときに、どこに異常を感じるか、心当たりはあるか、などお聞きします。
  • 病院では興奮して普通に動く子も多いです。ご自宅で、録画していただくことを強くお勧めします。

6.呼吸器の異常

 

  • 鼻から肺までの問題で、呼吸時の異常音、くしゃみや咳、苦しそうなどが挙げられます。
  • これも動画がとても役に立ちますので、録画して見せて頂くと参考になります。
  • 苦しそうだと感じた場合は、命にかかわるケースもありますので、様子を見ずに受診して下さい。

7.眼の異常

 

  • 眼が赤い
  • しょぼしょぼする(眼が開かない)
  • 目ヤニが多い
  • 眼の異常は、早い段階で悪化することもあります。とくに充血して眼が開かないケースは早めに受診して下さい。

※絶対に自己判断で目薬は使用しないでください。
※現在、目薬で治療中の場合も、何か変化がみられたら点眼を中止して受診してください。

8.耳の異常

 目耳(の後ろ、付け根)を掻く

 耳が匂う

 頭をよく振る

意外と気づかないことが多いのが耳の症状です。 上記の症状などで気づくことが多いです。お気づきの際は、早めの診察をお願いします。

9.避妊していないワンちゃんメス、去勢していないオス・・・

 

メス:生理を把握しておくことは重要です。
生理の開始日、終了日を記録しておくと良いです。 加齢とともに、生理後に問題が生じるケースが増えます。乳腺(おっぱい)にシコリはないですか?4才で悪性の腫瘍が出来た子がいます。 生理は終わったはずなのに、また生理?⇒要注意です。

オス:年を重ねるとこんなことがあるかも・・・
オシッコの出が悪くないですか?ウンチの時、ウンチがなかなか出なくて、排便姿勢を長くとっていたり、何度も排便したそうにしてないですか?肛門に何か出来てないですか?

猫よりも犬に多いのですが、不妊手術をしていないことで、後々厄介な病気を発症し、不妊手術よりも負担のかかる手術が必要になることがあります。

手術を実施する側ですが、「不妊手術していればこんな手術しなくて済んだのに・・」と、とても可哀想になります。

男の子も女の子も不妊手術を強くおすすめします。

10.心臓病で治療中の子のために

心臓病の中でも、最も多いのが僧帽弁閉鎖不全症です。

【重症化した時の危険な症状】

 肺水腫
肺に血管内の水分が滲み出てしまうと起こります。咳、軽〜重い呼吸困難、チアノーゼ。
よく聞く症状は、「変な呼吸する」「咳をする」「寝たいのに寝れなくてウロウロしてる」「伏せてもすぐお座りの姿勢になる/首を伸ばしてお座りする」「苦しそう」などです。

 失神
脳が酸欠になると起こります。すぐ回復することが多いですが、回復しないと死に至ります。

 

このうち【肺水腫】に備えて、以下の準備をしておくと良いです。

1.正常時の舌の写真を撮っておく:肺水腫時にはチアノーゼ(紫色、淡桃色など)になってきます。呼吸がおかしいし舌の色も悪くないか?という時、正常時の色と見比べるための準備です。

2.正常時の息遣い(呼吸)を、背中側や横側から録画しておく:肺水腫時には呼吸が荒くなってきます。軽いと判別しにくいこともあるので、これも比較のための準備です。

3.対応は、早く診察を受けることです。

次に【失神】に備えて。

1.酸素スプレーの準備:スポーツ選手が口と鼻を覆うように吸ってるやつです。ただ、いきなり顔に吹き付けるとびっくりしてしまうかもしれないので、ビニール袋に酸素を吹き込み、その袋を顔に近づけ酸素を送り出すと良いでしょう。これは、肺水腫時にも使えますが、それより病院へ急ぐ方が先決です。

ワンちゃん、ネコちゃんの日ごろの様子を
しっかり見ることが大切です。

いつから、どんな風におかしいのか、普段とどう違うのか、詳しく教えてください。「年だからね。」「夏だし暑いもんね。」と判断して大丈夫ですか?気になったことは記憶にとどめ、注意深く観察しておくことを飼い主さんにお伝えしております。というのも・・・本格的におかしいと感じて受診されたときには、かなり進行していて手が付けられないケースは結構あります。
しかし、話をしていると大半の飼主さんは気づいていますが、残念なことに、飼い主さんはそれが年齢のせいであったり、暑さのせいにして納得していることです。
「あれ?」と思ったら、ご自身の感覚を大切にして、本当に大丈夫かよく見てください。
気になることはお気軽に当院へご相談ください。

携帯ムービーやビデオを上手く活用

よくあるケースで、「呼吸が苦しそう・・・。」「ぶぅぶぅ鼻を鳴らす・・・。」「ビッコをひく・・・。」などのご相談があります。しかし、診察時に、その症状が見られないことも多々あります。発作のような症状で、時に起こるが常には起こらないという場合は、携帯ムービーもしくはビデオで記録したものを見せていただくと診断の一助になります。是非ご活用ください!

むしろ、是非とも録画していただき、見せてください!!!

診療について

pixta_6245433_M

診療時間・ご来院の際の注意点をご紹介しております。

詳しくはこちら

トリミング

pixta_31dsdsd019182_XL

カット・シャンプーやトリミングの際の注意点についてご紹介をしております。

詳しくはこちら

予防診療

Beautiful smiling cat

ワクチン接種、ノミ、マダニ、フィラリアに対策するための予防についてご紹介をしております。

詳しくはこちら